レクリエーション活動紹介➀「折り紙」

color-ne.styleの西です。
今回はレクリエーションネタを一つご紹介します。
道具は【折り紙】を使います。
折り紙なら、もうすでにたくさんの制作レクをしている福祉施設も多いですね。
これから紹介する折り紙レクは簡単に言うと「折らない」レクです。

推奨施設:デイサービス グループホーム 放課後デイサービスなどトランプゲームを実施しているところで取り入れ易い内容です。

準備するもの・100均に売っている折り紙(約7.5㎝×7.5㎝の50色~100色が望ましい)セットを各テーブルごとに1セット
      ・白い模造紙1~2枚(テーブルの上に敷く用です。テーブルのサイズに合わせて枚数を)

・折り紙をくまなく並べる色彩アートレク! 
 白い模造紙をテーブルに敷きます。
 その上に折り紙1セットを全て出してランダムに並べてみましょう。
 参加者に数枚ずつ分担してもらい、各自で模造紙からはみ出ないように並べてもらいます。


 ここで職員さんは「似た色が一か所に重ならないようにお互いに声をかけ合って並べて下さい」と伝えましょう。
 枚数の多い折り紙セットであれば近しい色が数枚入っています。
 セットによってはグラデーションのように似た色同士が重なっていることもあるため、なるべくバラバラに並べてもらいます。
 そのように声かけをすることで、似た色が重なって置かれていれば自発的に折り紙の場所を移動させたり、
「こっちが暗い色ばかり集まっているから明るい色ちょうだい」と声をかけ合う場面がでてきます。
 ただ、並べるだけの時間?いえいえ、もう既に協力し合う時間になるのです。
 カードを並べるのを職員が率先して行っている現場もありますが、このレクではあえて自分で並べることができる参加者には
 並べてもらいましょう。
 フォローが必要な参加者には「この色、どこあたりに置きましょうか?」と聞きながら一緒に並べてみて下さい。


 活動に慣れてくると、「もうちょっとここに黄色、入れたいよね?」「こうしたら全体のバランス良いんじゃない?」と並べ方のこだわりも
 出てくるようになります!
 この時点で既に集中力や意欲、活気も高まってきますし、並べている時間こそ「楽しい」と感じる参加者もいます。
 それだけ、たくさんの色を一度に見ることは刺激になっているのです。


 一通り、並べ終えたら全体を見てみます。
 「たくさんの色を並べてちょっとしたアート作品みたいになりました。皆さんなら、この作品にどんなタイトルをつけますか?」
 と質問してみましょう。奇想天外な答えが返ってくることもありますし、「分からない」という回答が出ても、それをタイトルにしても良いでしょう。

 いくつか参加テーブルがあれば、テーブルごとに完成した作品を見てみましょう。
 各テーブルで色のバランスや折り紙の配置が絶対に同じになることはありません。
 色の明るさや濃さの配置バランスが違う為、使っている折り紙セットは同じでも、完成を見るとそれぞれに違う印象を受けることのほうが多いです。
 「向こうのテーブルのほうが穏やかな感じね」「こっちのほうが明るい感じもするね」と、それぞれ感想が出てくることもあります。
 「全く違いが分からない」という感想が出ても、それはその方の感性なので「それも一つの見え方ですね」と声かけをしましょう。
  一人一人の感性で創られ、完成するのは多種多様な折り紙を並べたアートレク、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか!

 実際の体験談も踏まえながら、今後もレクリエーション事例をお伝えしていきます。


 
 
 














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