日本音楽療法学会認定音楽療法士までの道のりをお話しします④
カラーネ.スタイルの西です。
気温が高く、日差しも強い日も多くなっているので初夏を感じさせる時期になりつつありますね。
個人的には、もう少し新緑でさわやかな日が続いて欲しいなと思います。
さて、今回は音楽療法士への道のりのお話し第四弾です。
前回は音大受験ってめちゃ大変でした、という内容でした。
今回は音大受験終わって大学合格ー!やったー!晴れて入学ー!その後のお話し。
4年生大学で親からは留年絶対無理!という圧力を受けた為、4年間しっかり詰め込むだけ授業を入れて卒業まで頑張るしかない、という学生生活ではありました。
私が入学したのは音楽療法を専門に学ぶ学科。
音楽療法の基礎理論から始まり、音楽療法文献を研究する授業、即興演奏の授業等がありました。
それ以外に大学1、2年では英語、音楽理論、楽典等の音楽の基本をしっかり深める授業と並行にピアノ、声楽レッスンはそれぞれ週1回必ずあり、更には私は教員免許も取得する為の音楽教育関連の授業、他にも選択授業などで一般心理学などの授業も受けました。平日は毎日授業を入れていたし、土日には音楽療法学科の1~4年生で複数の施設に音楽療法的ボランティアの訪問にも定期的に行きました。しかも、大好きなハンドベルサークルにも1年から所属していたので、スケジュールはもうパンパン。
更には3年生までは実家から片道2時間30分かけて通学していました。
課題やテスト勉強はもっぱら電車の中で始めて・・しばらくすると寝落ちする、というのがお決まりのスタイル(笑)
3年生からは更に専門の音楽療法士コースに進み、児童、高齢者、精神それぞれの現場で音楽療法士の元で実習があったり、
模擬セッション授業があったり、ゼミでより専門的にな授業で自分の進みたい領域について学びを深めました。
4年生になれば現場実習+卒業論文に同時進行で教員免許取得の為の教育実習、就職活動・・・いや、なんかもうカオス(笑)
今、振り返れば、体力はあったのでそれもあって乗り切れたなと思います。
ここまで読んで、うえ~音楽療法士になるの大変そう・・・と思われた方。
いえいえ、大学生活はもっとゆとりをもって過ごしていた同期もちゃんといます。
私は欲張りで絶対に音楽療法士になる!(音楽療法士が難しければ、その時は教員も視野に入れて)という熱い気持ちを持っていたので、授業料の元をとってやる、ぐらいの貪欲さで臨んでいたので、このような結果となりました(笑)
でも、これが音楽療法士になる方法の全て、というわけではありませんのでご心配なく。
今では、3年制の専門学校やオンラインスクール等もありますので、自分の時よりも音楽療法士を目指す選択肢はあるし、自分のペースで勉強できる方法もあります。
当時は自分の選択で確かに忙しくしていたけれど、その分本当に濃い時間を過ごして、楽しくて楽しくてあっという間の4年間でした。音楽療法専科というだけあって、やはり、音楽療法士になる基礎はしっかり学べて、そのベースは今でも自分の軸の根底にしっかり根付いています。音大だからこそ音楽表現も厳しく鍛えられたと思います。
音楽大学で夢に向かう為に勉強を始めることができたのは、本当にラッキーだったと思います。
今でも、あの濃い時間があったから、その情熱を絶やさずに仕事に、学びに繋げています。
音楽療法士を目指したい人、少しでも増えてくれたら嬉しいです。